文学

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 本作『十二夜』は、シェイクスピアの喜劇の中でも最高との評価がある。いわゆる「人違い」ものの恋愛話で、話そのものは他愛もないものだ。しかし、(解説によると)時の宮廷人に対する批判なども混ぜ込んでいるらしく、なかなか手が込んでいる側面もある。管理人は、全般に ...

哲学,数理

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 どうしてこの本を買ってしまったのか、良く分からない。おそらく、何か別の本で言及されていたので(あちこちで言及されてはいるが)、気になって買ったのだろう。買った以上は、読んだ。読んではみたが、何のことやら分からなかった。当然と言えば当然である。そもそもこの ...

文学

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 本書『罰せられざる悪徳・読書』は、蔵書2万5千冊という読書人である著者が、理想の読書について語ったものである。タイトルは、冒頭で引用されているアメリカの詩人の散文詩から採られたもの。訳者の解説によると著者のお気に入りで他書の表題にも使われているらしい。訳 ...

文学

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 本作『悲しみよ こんにちは』は、著者サガンのデビュー作、そしておそらく最も読まれた代表作だろう。と言うよりは、華々しいデビュー作の後はそれほど振るわなかったというのが実際のところかも知れない。本作にしても、少々刺激的な作品の主人公と、18歳という若さの女 ...

歴史,科学,青空文庫

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 本書『宇宙の始まり』は、スウェーデンの物理化学者である著者が1907年に書いた、神話時代から現代(著作時点)までの宇宙開闢の認識についての「進歩」を語ったものである。あえて「進歩」と言ったのは、著者が科学者であるばかりでなく、同時代の西欧の知識人の例に漏 ...

文学,青空文庫

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 本作『或る女』は、有島武郎の長編小説。主人公である葉子は、非常に現代的かつ蠱惑的な女であって、倉地、木村はもとより、作中で名前が挙がるほどの男は皆、彼女の虜になってしまう。小説でそう創られているのだからそうだというしかないのだが、そんな女が実際どれほどい ...

歴史,ノンフィクション

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 本書『南ベトナム戦争従軍記』は、ニュース・フォトグラファーである著者が、ベトナム戦争に従軍取材した記録をまとめたもの。現地取材どころか、戦闘の真っただ中での生々しい戦争の姿を描き出している。管理人の世代でも、ベトナム戦争はほぼ「歴史」である。当時と今とで ...

文学

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 本作『方舟さくら丸』は、安部公房の作品としては、特に有名な方ではないかも知れないが、管理人にとっては、他の作品と同じかそれ以上に惹かれる作品だ。本作は、主人公が地下採石場跡の巨大な洞窟に核シェルターの設備を造り上げ、そこで仲間との共同生活を始めたものの… ...

社会,IT

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 AIが進化している。いろいろと人間脳の制約を引きずる全能エミュレーションなどと異なり、機械的なAIはいかに困難で時間がかかるとしても、シンギュラリティのレベルに達することに原理的な制約は見当たらない。そして、いったん軌道に乗りさえすれば、再帰的に自身の能 ...

社会

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 本書『50年前の憲法大論争』は、1956年に開かれた衆議院の公聴会で、「憲法調査会法案について」なされた喧々諤々の議論の記録を編集したものである。これを読む限り、当時は少なくとも、近年行われている改憲の議論よりも内実のある議論がなされていたようである。と ...